伊藤ひろたか

1年を振り返って

2008年 04月 11日

昨年の統一地方選挙からちょうど1年が経った。政治家の秘書経験もないままにこの世界に飛び込んだ私にとって、この1年は驚きの連続だった。お陰でたくさんの問題意識も芽生えた。今日は議会改革という観点から私が思うことを書いてみようと思う。


まず何と言っても最初の驚きは議会における質問の作り方。他の議員がどうやって質問を構成しているかは分からないが、自分で考えているかどうかは議場で聞いていれば分かる。眠くなる質問は大概、市が質問を作成している。議員の思いが質問に乗らないから、聞いている方もつまらないのだ。実際、この1年、様々な場面で市職員から「先生、質問を作りましょうか?」と言われた。ある議員は「先生、先日の議論をベースにこちらで読み原稿を作ってみましたが、いかがでしょうか?」とまで言われている。


自分の周りで起きた、この現象から推察すれば、市職員に質問原稿を作らせている議員は存在するのだろう。あるベテラン職員に聞いてみたことがある。「なぜ、自分で原稿を作る議員が少ないんですか?」、と。答えはこうだった。「大会派だと、一回の質問時間が長いから、とても自分で作成する時間がないんです」。


私は今こそ議会改革が必要だと痛切に感じている。確かに大会派だと1回の質問が40分~60分と長い。であれば、その時間を3人で分ければいいではないか。そうすれば、1人の持ち時間は20分程度と適切になる。今の議会のルールでは各会派2人までしか質問に立てない。こんな当たり前の改革さえ、今の横浜市では実現できない。昔から続く、何かルールがあるのだろうけど、議会を緊張感のあるものにするためにはそういった改革が必要だ。


議会の開催日数も検討すべきだ。本会議、常任委員会、特別委員会の開催日数は約100日。残りはこれらの議会および委員会で質問するために市民の声を聴く時間となっている。倍にまで増やして国会並みにしてしまうと、地元での声を聴く時間がなくなるため、現実的ではないと思うが、せめて本会議の日数をもう少し増やしてみてはどうかと思う。私のように少数会派に所属していると、質問時間が非常に短く、言いたいことをすべてぶつけられないからだ。


よく都道府県および政令市は国会並みの会期にすべきだという声をマスコミなどから聞く。私も一般論としては賛成。ただ、会期を増やすと前述したように、議員が地元の声を集める時間がなくなる。国会議員の場合、政党助成金があったり、公設秘書が手当てされたりと国会が忙しくても、地元の声を集める仕組みが整っているが、地方議員にはそれがない。唯一あるのが政務調査費だけである。正直、政務調査費だけでは、会期が国会並みに長くなったときに対応が難しいと現時点では感じている。


今日はこれから三重県に。今、一番議会改革に熱心な三重県議会が主催するフォーラムに参加するためだ。片山前鳥取県知事などをパネラーに迎えての勉強会だ。横浜市から参加するのは私ともう1人だけと聞いている。市民にとってあるべき議会の姿は何か、それをしっかりとイメージしながら、今日のフォーラムに臨みたい。

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