伊藤ひろたか

三重県議会主催、議会改革フォーラムに参加して

2008年 04月 17日

ちょっと更新が遅れましたが、先日参加してきた自治体議会改革推進シンポジウムについて報告したいと思います。


このシンポジウムは三重県議会が主催したもの。同県議会は議会改革に非常に熱心な議会として有名で、私も色々と研究し参考にしたいと考えています。例えば、三重県議会は議会開催の会期を年230日と国会並みに増やしています。大体、よその自治体の倍になります。


会期が増えるとどんなメリットがあるのでしょうか。例えば、専決処分がぐっと減らせるでしょう。専決処分とは地方公共団体の長(横浜であれば横浜市長)が本来、議会の議決・決定を経なければいけない事柄について、地方自治法の規定により議会の議決・決定の前に市長自らが処理することを指します。つまり、専決処分が多ければ多いほど、議会は本来の果たすべき役割を果たせていないことになります。なぜ、このようなことが起きるかといえば、議会が開かれていないからです。会期日数が増え、議会が開かれている状態であれば、議会で議決することができるのです。


ちょっと横道にそれましたが、要は現行の制度において地方議会というのは非常に隅に追いやられた存在なのです。この1年間、私が様々な局面で「おかしいなぁ」と感じてきた根本的な原因が地方自治法にあり、また、地方議会もそれを易々と受け入れてしまっている、馴れないの状態にあります。これが問題だとして、今議会改革に積極的に動いているのが三重県議会です。


シンポジウムでは前鳥取県知事の片山氏が基調講演で登壇しました。その内容は正に私がこの1年、ぶつかってきた、そして疑問を感じてきた問題を指摘するものでした。曰く、「議会は学芸会。水面下でのやり取りが終わった状態で、議会では淡々と議決を取る。市民が本当に知りたいのは、水面下での喧々諤々の議論だ」。あるいは「条例を素直に可決し過ぎる。修正もしないというのが議会の怠慢だ。選挙で担いだ首長であっても、是々非々でやるべきだし、提案条例の修正は頻繁にやるべきだ」。「少数意見こそ、しっかり耳を傾けるべき。少なくとも、1人の議員の発言時間は会派の大小に関わらず、公平にすべき」。


どうですか?これ、全部、片山氏の発言です。私が一年間、街頭演説で、あるいは市政報告会で言い続けてきた主張とそっくりです。これが本来、当たり前です。しかし、残念ながら、この当たり前のことが当たり前でないのが今の横浜市政の現状であり、地方議会の現状なのです。これでは無党派層と呼ばれる人たちの意見が議会に反映されにくいのは当然のことだと思います。結局、それは市民を不幸にしてしまうと私は考えています。


ですから平成20年度の1つの柱として、私は議会改革に取り組もうと考えています。議会で質問していく、あるいはチャンスがあれば、条例提案をしていく。なかなか厳しい道のりですが、諦めずに強い議会を作っていきたいと思います。議会と行政がいい緊張感を持ったとき、横浜市はもっともっと素晴らしい都市に生まれ変わるだろう、そう確信しています。


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