伊藤ひろたか

超党派で新型インフルエンザ勉強会

2008年 04月 04日

今日は午後から市庁舎にて新型インフルエンザの勉強会がありました。私が所属する生活安全・危機管理・消防・情報化社会特別委員会で1年間、様々な議論をしてきた中で、WHOや国連など世界が危機感を強めている新型インフルエンザについて知識を深めるべきとの意見から今日の勉強会が実現しました。


講師には国立感染症研究所の岡田晴恵氏と横浜検疫所の木村もりよ氏、前横浜市衛生研究所所長の豊澤隆弘氏をお招きしました。


人にしか感染しない天然痘と違い、インフルエンザは人にも動物にも感染する上、毎年毎年、その表情を少しずつ変えるため、根絶できないこと。そして次に新型インフルエンザになると言われているH5N1型の鳥インフルエンザは全身感染する強毒型であることなど、基本的なところから教えてもらいました。


私も今、事務所スタッフが新型インフルエンザの調査に取り掛かっているところなので、少しずつ勉強を始めているところなのですが、やはり怖いのは致死率の高さ。それも10代、20代の、もっとも社会的にはダメージの大きい層での致死率が高いのが怖いところです。


対応としては2つ。プレパンデミックワクチンといい、現在流行している鳥インフルエンザからワクチンを作り、備蓄する。完全ではないが、ある程度対応できるとのこと。アメリカやスイスでは全人口相当分の備蓄が完了しており、希望者には注射を始めるとのこと。2回接種すると効果が上がるそうです。


もう1つはパンデミックワクチン。アメリカは工場を建てて、新型インフルエンザが流行したら、ただちにワクチンを製造できる体制を築いています。まだ日本はそこまでの対応はできていません。もっとも新型インフルエンザの流行が始まってからワクチンが製造されるまでに半年を要するとのことで、その間の被害は防げません。


さて、もちろん、このほかにも留意しなければいけない点はいっぱいあります。まず病院が新型インフルエンザに対応できるだけの施設が整っているのか。ハード、ソフトの両面においてチェックが必要です。
病床の確保や救急体制の確立はもちろん、事前に医療従事者にプレパンデミックワクチンを接種する必要もあります。


今日の勉強会は党派を超えて、そして特別委員会に所属していない議員も数多く参加していました。きっと、それぞれ問題意識を持ったと思います。ぜひ、今後、議会や委員会の中で議論を深めていきたいと思います。

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