伊藤ひろたか

CO2排出抑制に向け名古屋が実験開始

2008年 07月 08日

名古屋市が国土交通省や名古屋大学、、三菱重工、NTTデータなどと市内への自動車乗り入れ制限の実験を開始すると報道されていました。実験は2008年10月~同年12月までの3カ月間で、名古屋市が定める規制区域に入る自動車に対して500円前後を課金するというもの。これにより、バスや鉄道などの利用を促進し、CO2を抑制するのが狙いです。市内の渋滞が緩和するという副次効果も狙います。


先般、私はブログで「海外視察には行こうと考えている」と意見表明をしました。そのブログの中で、欧州を視察目的とする一つがロンドン市などが取り組んでいるロードプライシングの現状を見聞することだとしました。ロードプライシングとは、正に今回名古屋市が取り組む実験のことで、市街地への自動車の流入を減らすための取り組みのことです。


ロンドンでは混雑税を導入することで市内の渋滞緩和に一定の効果を上げたとされていますが、それでも未だに賛否両論だと聞きます。CO2削減効果は殆ど上がらなかったと主張する科学者もいますし、物流にも大きな影響があったと主張する向きもあります。


名古屋市の実験では実験参加者が100名とのことですから、ロンドンでのこうした声を実証するに至るかどうかはちょっと微妙ではありますが、一度話を聞きに行きたいと思います。


これも以前のブログで書いた通りですが、結局のところ、私たち市民が何を優先するのか、生き方が問われているのだと思います。市内に流入する自動車に規制をかければ、その結果、物流コストは上がります。場合によっては、東京にすべて持っていかれるかもしれない。当然、市内経済の、ある程度の地盤沈下は避けられないでしょう。巡り巡って、横浜市の税収減にもなります。


もし、市内に流入する自動車に対して課税するというのであれば、東京も川崎も千葉も足並みを揃える必要がありそうです。残念ながら、今の地方自治体のあり方を見ていると、非常にハードルが高い。将来、道州制が導入され、広域自治体ができれば、一気に話が進む可能性があります。


環境問題を議論するということは、つまり不便な生き方を選択するということ。私は個人的にはそれでいいと思いますが、果たして市民のみなさまはいかがでしょうか。

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