50年後の日本を語ってほしい
2008年 09月 08日政治は3流でも経済は1流と言われた時代がありました。しかし、今や経済は2流に。経済はまだ1流と思っている人がいるかもしれませんが、残念ながら世界はそう見ていません。かつての英国病同様、日本は過去の資産を食いつぶすことで今を生きているのです。
これまでのブログで書いてきましたように、海外に追いつき追い越せの価値観の下で作られた制度(公務員制度)が立ちいかなくなっているのは明白です。GHQも潰すことができなかった公務員制度ですが、今こそ制度疲労を起こしている国の仕組みを作りなおす必要があります。
そのために重要なことは向こう50年の国家戦略です。一体、日本という国家は何を目指すのか。その本質的な問いかけが必要です。衆議院の解散風が吹き出し、小さい政府vs大きい政府、あるいは財政再建vs景気対策などいくつかの争点があります。もちろん、目先も大切ではありますが、これだけでは私は不十分だと感じています。小さい政府を実現し、行政のスリム化を図った先にどんな国家運営を考えているのか、そこが重要だと思います。
個人的には「世界から尊敬される日本」を目指すべきだと考えています。「何をもって尊敬される」のか、定義が難しいところです。端的にいえば、自国の伝統・文化を大切にし、相手の伝統・文化・社会情勢を理解できること。本当はもっと言葉を尽くして説明したいところですが、ブログですから、この程度に留めておきます。ただ、これからの日本に大切なことは物質的な豊かさと同時に、精神的な豊かさをもっと求めていく必要があるのではないでしょうか。
詳細はまたの機会に譲るとして、世界から尊敬される日本を軸に、内政のあり方、外交のあり方、教育のあり方が決まってきます。とにかく、これからの国の行く末をしっかりと明示して、そこに向かって動いていくことが肝要です。その過程では苦しいことがあるかもしれません。しかし、人間の成長には波と節があるように、国家の成長にも苦しみを伴う時期がどうしても訪れるものです。
将来の子供たちのために、あるいは孫のために、今を生きる私たちがちょっとずつ無理をしなければいけない、そんな時代になっているような気がします。将来ビジョンをしっかりと説明し、ちょっとの無理を、痛みを国民に語りかける、勇気のある国会議員が1人でも2人でも増えてほしいものです。