【Y150】絶句・・・・こんなものに多額の税金を使ったのか

横浜市では明日から開国博Y150が始まります。今日はその内覧会があったので、会派で見学に行きました。私は以前から、議員になる前から開国博の開催には反対でした。多額の税金を使って派手に祝うことに何の意味があるのか、正直理解できないからです。財政調整基金という本来、手をつけてはいけないお金を投じてまで開催することに意義を感じないから、です。

それでも。それでも、もうY150は目前に迫っていますし、今さら「反対、反対」と声を挙げるくらいなら、何か1つでも良い部分を見つけて、それを一生懸命PRしようと内覧会に行くまで考えていました。

しかし、そんな私のささやかな期待も今日の内覧会で儚く散ってしまいました。あまりにも内容がお粗末過ぎて、絶句してしまいました。本当に言葉が見つからないのです。市長はY150の全容を本当にすべてご存じなのでしょうか。いや、市長ですから横浜市行政の一切に責任があるはずです。「私は知らなかった」では済まされません。それくらい、あまりにも酷い内容なのです。

私が今日、内覧会で目にしたもの、そして感じたこと、ありのままを本ブログでお伝えしたいと思います。見学した3つの有料エリアについて写真を交えながら・・・・。ちなみに3つエリアの入場チケットは2400円です。

まずは「Y150トゥモローパーク」から。ここでは大画面シアターで20分のアニメが上映されています。脚本は映画監督として有名な岩井俊二氏。そんなことはどうでもいいのです。20分の上映時間のうち、そのほとんどが暴力シーン。子供を持つ親の立場から見ても、「とても子供に見せられない・・・」と思いました。

アニメが好きな人にはいいかもしれません。しかし、横浜市が行政として、「大々的に開国博だ、Y150だ」と喧伝しているイベントで、見せるものではありません。声優にも有名な芸能人が何人も登場していますし、製作費は一体いくらかかったのでしょうか・・・・。他会派の議員にも何人かお会いし、感想を求めたところ、概ね私と同じような感想を持たれていました。

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さて、気を取り直して、次の有料エリアを説明しましょう。次は「Y150 ドリームフロント」です。写真はありません。ここではスパーハイビジョンの映像を10分、日産自動車による電気自動車の説明プレゼンテーションを10分見ることになります。

感想から。なぜ、このコンテンツを有料で見せられるのか、ちょっと分かりません。スーパーハイビジョンの映像は既に4、5年前からエレクトロンクス関連の展示会では無料で見れるようになっていますし、本会場でスクリーンに映し出された映像は特段、訴えるものがないのです。ただ単に、「スーパーハイビジョンってキレイだね、音もいいね」という感想しか出てこないだろうと思います。

極めつけは日産自動車による電気自動車のプレゼンテーション。はっきり言って意味不明です。これまで数年前からモーターショーで展示されている未来型の電気自動車のコンセプトモデルが展示され、電気自動車の未来を説明してくれます。はっきり言って、ただ単に日産自動車の宣伝をしているだけです。このようなコンテンツがなぜ、有料なのか。むしろ、日産自動車からお金を貰ってもいいくらいです。ここでも会場から出てきた他会派の議員に感想を求めたところ・・・・「Y150、どうなっちゃうんだろう?失敗だね・・・」という声。

最後は「Y150 はじまりの森」です。そのネーミングの通り、当初はここにたくさんの木を植え、緑を演出する予定でした。なんと言っても「森」ですから。しかし、実際は白いコンクリートのたたきの上に、ラ・マシーンの巨大なクモが展示されているだけ。1日に5回動くそうです。いや、正確にはラ・マシーンの他に、「ENEOSエネルギー館」と「横浜ものがたり」の2施設があります。今日は調整中ということで横浜ものがたりを見学できませんでしたが、これが唯一、まともそうな印象です。

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市長は常々、開国博は経済波及効果が550億円あると主張しています。浜銀総研がそう、そろばんをはじいた、と。その計算には前提条件があります。500万人もの人がY150を訪れてはじめて、達成できる数字です。市長も浜銀総研も大切なことを忘れています。こうしたイベントは初期の参加者による、口コミがモノを言うのです。「Y150は凄いよ。ぜひ、行った方がいいよ」と言ってくれる人がたくさん現れなければ、来場者は増えないのです。

残念ながら、この内容では口コミ効果は出ないでしょう。むしろ、マイナスの効果の方が大きいのではないでしょうか。9月27日までY150は本当に持つのでしょうか。

他会派のある議員の言葉がとても印象的でした。「他の自治体の議員に声掛けちゃったけど・・・どうしよう。恥ずかしいな」。多額の税金を投入して、この内容。横浜市も議会も、今一度、冷静に横浜市という存在を冷静に見つめるべきではないでしょうか。怒りと虚しさを残して会場を後にしました。

なぜ、議会はY150に歯止めをかけられなかったのだろう・・・・。