ホーム  » 活動 » レノボ・大和研究所のみなとみらい進出を次のステップに

アーカイブ

レノボ・大和研究所のみなとみらい進出を次のステップに

大手パソコン・メーカーのレノボ・ジャパンの大和研究所がみなとみらいに進出することになりました。ご存知の通り、レノボは2005年にIBMからパソコン事業を引き継いだ中国メーカー。つまり、かつてIBMで、往年のThinkPadを開発してきた部隊がみなとみらいにやってきます。


IBMの大和研究所は世界的にも大変有名な研究所。大和の名前を世界にとどろかせたのは、まさに同社のノート・パソコンであるTnhikPad。その堅牢性からビジネスマンを中心に圧倒的な人気を誇った名機です。ThinkPadがビジネス用途のパソコンとして名を馳せることになった、その堅牢性を支えたのが大和研究所での様々な研究・実験でした。


ノート・パソコン部門のレノボへの売却によって、IBMの大和研究所にはIBMのノート・パソコン以外のソフトウエア部門の研究拠点と、レノボのノート・パソコン部門の研究拠点が同居する形が続いていました。レノボは当初5年間はIBMブランドのままでノート・パソコンを販売する計画でしたが、事業経過が順調だったため、計画を前倒しし2008年にIBMブランドからレノボ・ブランドに切り替えました。


こういう背景があったからこそ、レノボがIBMの大和研究所にとどまる理由がなくなったのでしょう。今回、「東京都心や羽田空港からのアクセスがいい」ことが理由で、みなとみらいへ進出することが決定しました。


東京という大変競争力の強い都市が近くにありますから、私は常々、横浜は1テーマ、ないしは2テーマくらいに特化した企業誘致を図るべきだと主張してきました。その1つがIT。特にこういう外資メーカーというのは、大変いい。横浜に企業を誘致するのであれば、こういう外資を中心にすべきです。


さて、ここからさらに欲を出したいところ。IBMの大和研究所をそっくりそのまま、横浜に誘致できないものか。同研究所はThinkPad部門の売却後、デジタル家電や自動車向けの組み込みソフトウエアの開発に舵を切っています。自動車はメカからエレへの転換期を迎えており、今までと比較にならないくらいソフトウエアの重要性が高まっています。みなとみらいには日産自動車があります。同じエリアに同居すれば、その効果はより一層高まるのではないでしょうか。


もちろん、そんなに簡単な話ではないことは百も承知です。しかし、IBMの大和研究所がみなとみらいへ進出すれば、その効果はとてつもなく大きい。IBMは今、世界各地に存在する同社の研究所のネットワーク化を図っています。有名大学との連携も強化しています。知的ネットワークの強化こそが会社を強くすることを知っている会社。その世界拠点の1つが横浜に来れば・・・・。可能性はゼロではないと思います。少ない可能性でも存在するのであれば、探ってみたいと思います。

コメントする

(必須)