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ノブレス・オブリージュはどこへ?Y150赤字補てん、補正予算が可決

開国博Y150の赤字の一部、博報堂JVとの債務整理を巡って、横浜市が12億6600万円を市税から補てんする補正予算が可決されました。私は博報堂JVとの議論の進め方、金額の妥当性、補てんするにあたっての法律との整合性(公益性)など、議論すべき点がたくさん残っているため、今回は結論を出さずに、時間を掛けるべきだと考えました。そこで、本会議で、補正予算から12億6600万円を切り離す、修正動議を提案しましたが、それも否決。結果的に、市が提案した補正予算は議会で可決されたのです。ノブレス・オブリージュはどこへ行ったのか。議員の使命は何なのか。虚しさだけが残る議会となりました。


私が本会議で述べた、修正動議の趣旨説明について、以下、全文を掲載します。


修正動議 趣旨説明について
無所属クラブを代表しまして、市第119号議案、平成22年度横浜市一般会計補正予算(第4号)の修正を求める動議について説明致します。


市第119号議案には、開国博Y150の赤字約25億円を巡り、博報堂JVとの特定調停額、12億6600万円の支出部分が計上されております。私たち無所属クラブはかねてより、150年の節目を祝うことと、そこにいくらのお金を掛けるのか、その2つの議論は別だと申し上げてきました。そして、財政調整基金の取り崩しについても、条例違反の恐れもあり、慎重に検討すべきだということも申し上げてきました。


さて、Y150は終わり25億円の赤字が残り、市民もその行方を見守っている中、今回、150周年協会と博報堂JVは特定調停という方法を選び、12億6600万円を横浜市が補助する形での決着案が示されました。Y150が始まる前から、横浜市は一貫して「Y150はあくまでも財団である民間団体が、民と民の契約で行うもので、横浜市が関与するところではない」という姿勢を取ってきたにも関わらず、今回、「裁判所の指摘を受け、横浜市も社会的・道義的責任があると判断して」、赤字の補てんに乗り出すことに決めたというのが横浜市の考えですが、果たして、このような無責任な姿勢でいいのでしょうか。


このように従来の姿勢を180度ガラッと変えた訳ですから、議会としては慎重に審査すべきと考え、私たちは修正動議を提案しました。12億6600万円の金額は果たして本当に妥当な額なのでしょうか。公益上の必要性はどう考えるのでしょうか。議会としては、もっと徹底して審査するためにも、もう少し時間が必要です。市長はこれまで一貫して「Y150の失敗の責任は様々なところにあり、特定するのは難しい」と発言されていますが、本当にそのような姿勢でいいのでしょうか。民間企業でも事業の失敗は様々な原因で失敗するのであり、それでも誰かが責任を取るものです。1つの原因で失敗するような単純な失敗は少ないくらいです。119号議案からY150関連部分を切り離し、先に申し上げた妥当性、公益性を再度、議論し、かつ、責任の所在を一定明らかにすることが、横浜市と私たち議会が取るべき最低限の役割だと思います。


そこで、2款1項3目創造都市推進費のうち、財団法人横浜開港150周年協会補助事業費、12億6551万円余を減額し、17款1項1目の予備費を12億6551万円余増額するよう、修正を求めます。


以上、無所属クラブとして、市第119号議案の修正動議について説明させて頂きました。市長におかれましては、速やかな修正と最提出を求めるものです。議員各位の皆様のご賢察をお願いいたしまして、説明を終わります。

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