創造的対話とオープンデータがつむぐ未来

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さて、このブログも来週に控えている決算局別審査(政策局)の予告編です。

横浜市会で初めて「オープンデータ」という言葉が飛び出たのは今からちょうど2年前、平成24年第3回市会定例会だった。仲間の藤崎議員(青葉区選出)でした。その後、年が明けた予算関連質疑で僕が続き、今日に至っています。

この2年間で、オープンデータを取り巻く景色は本当にすっかり変わりました。2年前は「オープンデータとは・・・」という定義から説明しなければならなかったし、行政にも議会にもオープンデータという言葉を知っている人は皆無だった。そう、本当にいなかった。今や横浜市はオープンデータの取り組みでは全国の自治体の先頭を走る存在になっていることを思うと、隔世の感がある。まさに議会がリードした施策と言っていいでしょう。

さて、オープンデータは開かれた議論とセットであることは言うまでもありません。従来はパブリックコメントといっても、行政がほとんど計画を作ってしまった後に、「さぁ、市民のみなさん、ご意見はありますか?」と聞いてきました。でも、こういう聞き方をされても市民は困ってしまう。「今さら、意見言ってもなぁ・・・・。もう計画、出来ちゃってるじゃん・・・・」というのが多くの市民の本音。

でも、これからは何でも行政がやり切れない時代になっていくわけだから、時代の変化に合わせて合意形成の仕組みも変わっていかないといけない。だから僕たちは(僕と藤崎議員)フューチャーセッションの導入を、これまた2年前から議会で訴え続けてきました。

今、横浜市からは次期中期4カ年計画(素案)が示されていますが、その中に「創造的対話」という言葉が書かれています。この創造的対話こそ、僕たちが訴えて続けてきたフューチャーセッションのこと。分かりにくい片仮名をうまく日本語に置き換えてくれました。僕が片仮名を使ってきたのは、この概念をうまく表現する日本語が存在しないから、です。

いずれにしても大事なことは、ステークホルダー(利害関係者:何かの事業において、影響を受ける市民、事業によるサービスを受ける市民、事業を担当する企業、事業を展開する行政)が、共通の数字(オープンデータ)の下に、創造的対話(フューチャーセッション)を重ねて、共通理解とゴールを生み出していく、そういう未来にしていくことが大事です。

今は、ちょうど、その時代の潮目が変わりつつある時。国会でも地方分権の議論が始まっています。多くの国会議員の場合、彼らの指す地方分権は団体自治のことですが、それ以上に大事なのは住民自治。その住民自治こそ、創造的対話(フューチャーセッション)と、それを支えるオープンデータなのです。