東横線跡地、歩いてきました。

以前から気になっている東横線跡地。みなとみらい線の完成とともに、東急東横線の桜木町駅は廃止となり、横浜・桜木町駅間の線路跡が今なお、残っています。横浜市では平成34年度の完成を一つの目標に、この東横線跡地を歩道として整備する計画です。基本設計を都市整備局、実施設計を道路局という形で進めようとしているところ。

 

東横線跡地はかつてたくさんの人を輸送したところ。多くの人の思い出も詰まった場所です。だから、私はここ、東横線跡地の整備は横浜にとって非常に大切な事業だと考えています。かねてより、東横線跡地は実際に歩いてみたいと思っており、先日、都市整備局、道路局にお願いをして、現地を案内してもらいました。

 

今回は、写真で東横線跡地を紹介したいと思います。簡単に概要を。東横線跡地は桜木町・横浜間の約1.8km。今回歩いたのは、桜木町サイドから横浜駅に向かって旧高島町駅まで。それではスタートです。

紅葉坂のうえにかかる橋。本来であれば、来年の緑化フェアに合わせて、ここまでは整備する計画でした。残念ながら予算の問題で、整備区間はこの手前で終わっています。

紅葉坂の橋を過ぎたところの線路跡。両側とも何の変哲もない風景が広がっているので、1.8km先の横浜駅が遠く感じます。

線路跡から道路を見た様子。なんとも不思議な感じがします。

もともとが線路だったこともあり、隣を走るJR横浜線、JR京浜東北線が本当に間近です。鉄道との距離が近い歩道、国内にあるのでしょうか?心なしか、課長さんも楽しそう?!

なんか、いいですね。列車が通過すると、お互いの声が聞こえなくなりますが、上下線合わせれば5分おきくらいに列車が通過します。その通過音があることによって、1.8kmの距離を感じさせせない効果があるように思いました。

旧三菱門にかかる鉄橋。計画では、ここにエレベーターと階段を設置し、下に降りられるようにするとのこと。下に降りれば、旧三菱門跡からJR、高速道路の下をくぐって、みなとみらいへアクセスできます。その先にグランモール公園と続きます。

意外とあっという間に旧高島町駅に到着。線路跡もいいですが、やっぱり、ホームという構造物は色々な可能性を感じます。

旧高島町駅のホームから横浜駅方面の眺望。視線の先には京急が行き交う様子も見えました。

旧高島町駅から桜木町駅方面の眺望。ここは裏横浜からのアクセスがとてもいい場所です。もともとホームだった場所でもあるので、電気、上下水の引き回しはそれほど難しくはなさそう。こんな場所にカフェやバーがあったら、使ってみたい人、多いじゃないでしょうか?

ホーム跡から見た階段。

かつての高島町駅の改札跡。こうした高架下も色々な利用ができそうです。何より横浜駅からのアクセスがいいですし、周辺には裏横浜や平沼商店街も。残念ながら旧高島町駅から先の横浜駅方面は歩くことができませんでしたが、このエリアは横浜駅からも大して距離はありませんので、周辺エリアとのまちづくりとセットで空間設計ができると、横浜駅周辺に新たな賑わいをもたらすことができる気がします。

旧高島町駅から見た、東横線跡地の全景。実際に歩いてみると、1.8kmはそれほど長くは感じませんでした。頻繁にJRが行き交うことがアクセントを与えてくれたのだと思います。

旧高島町駅を出たところには、二代目横浜駅の遺構があります。これは意外に知られていないかも。二代目横浜駅は1915年(大正4年)に完成しましたが、わずか8年後の1923年に関東大震災によって焼失し、駅舎としての役割を終えています。

 

桜木町・横浜駅間の1.8kmはほぼ直線で表情のない場所かと思っていましたが、こうして東横線跡地を歩いてみると、ポイント、ポイントに横浜の歴史を感じさせてくれるもの、遺構、あるいは音など実に様々な表情を持っていると感じました。横浜市民の思い出の詰まった東横線跡地が歩道として整備され、新たな横浜のランドマークになる日が待ち遠しいですね。

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