トピックス

学校選択から合コンまで、ビジネスでの応用広がるゲーム理論

20世紀半ばに確立されたゲーム理論。ナッシュ均衡や囚人のジレンマなど聞き覚えのある方も多いだろう。近年、検索エンジンや周波数オークションなど、ゲーム理論が実際のビジネスに応用される事例が増えている。また、公立中学における学校選択や雇用のミスマッチ解消など、ビジネス以外の政策への展開も見えてきた。今回は新進気鋭の若手経済学者、ゲーム理論の第一人者である安田洋祐氏に話を聞いた。(聞き手=伊藤ひろたか)    伊藤 ゲーム理論とは一言で何ですか?

日経も注目、サイエンスフロンティア高校

私の古巣、日経エレクトロニクス最新号で3ページにもわたって、サイエンスフロンティア高校のスーパーアドバイザーである和田氏のインタビューが掲載されている。 取材したのは私の後輩で、記者時代共に産学連携をはじめとする科学教育のあり方を追っていた、その道のプロである。非常にいいインタビューで、特に印象的だったのは「サイエンスは物事の本質を捉え、解決する能力のこと。今は理工学はもちろんのこと、金融や証券などあらゆる分野でサイエンスの能力が求められている」という和田氏のコメント。 まさにご指摘の通りだと思う。例えば、米国は日米自動車摩擦、半導体摩擦を通じて、一時期国力が衰えたかのように思われた時期もあったが、ITが一大産業として成長し、様々な分野の産業を育てた。金融しかり、小売業しかり... 続きを読む