トピックス

No.24 議員制度の導入(2009年夏合併号)

裁判員制度がいよいよ始まりました。ふと思いました。 「裁判員制度がアリなら、議員制度だってアリではないか?」。 衆議院の定数の10%を国民の中から無作為に抽出して選んだ代表者に割り当てる、地方議会の定数の10%を住民の中から無作為に抽出して選んだ代表者に割り当てる、ざっと、こんな仕組みです。 議員の中からは「選挙で選ばれていない人に議会運営を任せられない」という声が出るかもしれません。意外に思われるかもしれませんが、民主主義の根本は「選挙」ではなく「くじ引き」です。 三権分立論を確立したモンテスキューにしろ、人民主権を説いたルソーにしろ、「議員や統治者をくじ引きで選ぶこと」が民主主義の本質にかなうものだと説いています。そう、選挙だとは考えていなかったのです。 仮にくじ引きで... 続きを読む

No.23 これでいいのか、Y150(2009年6月号)

開国博Y150がいよいよ始まりました。 会場に足を運ばれた方、いらっしゃいますか?ご感想はいかがだったでしょうか? 以前から、議員になる前から開国博の開催には私は反対でした。多額の税金を使って派手に祝うことに何の意味があるのか、正直理解できないからです。しかも、財政調整基金という本来手をつけてはいけないお金を取り崩し、162億円も投じてまで開催することに意義を感じないから、です。 それでも。多額の税金を投入した以上、Y150が盛り上がってもらわないと困ります。「何か1つでもPRできるものを見つけよう」、その思いで内覧会に参加しました。しかし残念ながら、その思いは見事に裏切られました。あまりにも、内容がお粗末過ぎたのです。有料ゾーンは「はじまりの森」「トゥモローパーク」「ドリ... 続きを読む

No.25 ネーミングライツの是非(2009年10月号)

9年連続の200本安打という大偉業を達成したイチロー。彼が所属する球団に、実は公共施設の在り方を考えるヒントがあります。今、財政が厳しい横浜市にあって、市民の皆様にも一緒になって考えて頂きたい問題なので、少しお付き合い下さい。 イチローが所属する球団は、皆様ご存じの通り、シアトル・マリナーズ。では、マリナーズの本拠地の球場名は何でしょうか? 正解は、「セーフコ・フィールド」です。ところで、この球場の所有者はマリナーズではありません。ワシントン州です。セーフコ・フィールドの名前は、実はシアトルの地元保険会社「セーフコ」に由来しています。なぜ、ワシントン州が所有する球場なのに、名前に州名を使わず、企業名が付いているのでしょうか? 実は、セーフコが球場の名前を買ったのです。これを... 続きを読む

No.26 混乱する横浜市政、Y150(2009年11月号)

中田前市長が突然の辞職を発表したのが7月28日。まさに市政の投げ出しであり、無責任と言わざるを得ません。その余波は現在もなお、引きずっています。前市長の辞職発表は、市会議員がきたる衆議院選挙に向けて動き始めている中での突然の出来事でした。投票率が上がるとか、選挙にかかる費用を10億円削減できるとか、理由をつけていましたが詭弁としか言いようがありません。 結局、具体的な争点すら明確にならないまま、新しい市長が誕生しました。なぜなら辞職発表から市長選挙まで、わずか3週間。候補者はこの短期間で市長選挙への出馬を決断し、マニフェストを練り上げ、かつ市民に訴えなければいけませんでした。到底、その準備が整うはずもありません。 本来なら、Y150をどう総括するのか、新市庁舎整備の考え方は... 続きを読む

No.27 校庭の芝生化に必要なもの(2009年12月号)

11月、常任委員会による行政視察で福岡市などを訪問しました。目的は校庭の芝生化の取り組みに関する意見交換等。校庭の芝生化は横浜市でも多くの人から「ぜひ、実現して欲しい」と言われます。しかし、実際にはなかなか導入が進みません。その理由と今後の在り方を報告します。 鳥取方式という言葉をご存知でしょうか?全国の小学校で始まりつつある芝生の導入方式です。鳥取県が発祥の地であることから、「鳥取方式」と呼ばれています。最大のメリットはコスト。芝生の価格が非常に安いのです。1平米で160円。 しかも、鳥取方式で使用する芝はティフトンという傷みに強い特性を持っていますので、学校の校庭に向いているのです。仮に芝がはがれても、前述の通り、芝生は安いですから、その部分だけ養生すればいいのです。校... 続きを読む